むぎわら猫とベンガル猫と、アニマルライツ☆

ニャンコ3匹の日常と、ときどき動物たちのこと

むぎわら猫とベンガル猫とアニマルライツ☆

福猫舎のこと。動物のための善意って…難しい、のかな

今日の記事は、ただのひとりごとです。

 

ある件についてのTwitterを見ているうちに、

どんどん自分の中にモヤモヤが溜まってしまって、

 

吐き出さずにはいられなくなってしまったので

この場を借りて発信させて下さい。

 

まわりにこういう事を話せる人がいないので…スミマセン。

 

 

 

ブログを愛読しているマメKさんが、

長く支援を続けていた福島のシェルターにレスキューに行かれたそう。

 

 

「シェルター」に「レスキュー」というと、

あ、ボランティアに行かれたのね~と思いそうなもんですが そうではなく、

本当の「レスキュー」です。

 

もともとは不幸な猫を助けるために始めたシェルターが、崩壊状態に…

 

 

そこから猫を引き出そうと、たくさんの有志の方々が訪問を重ね、

以前から責任者と話し合いを続けていたそうですが、ラチがあかず…

 

2/22、皆さんで突撃されたそうです。

このブログはまだカーポートの様子だけが綴られていますが、

Twitter上では室内の猫たちの画像もあげられていました。

 

 

狭いケージ。

中にはベッドもなく、猫ちゃん達は金網の上。

 

トイレには砂が入っておらず(運営者は「砂は不衛生」だと言ったそうな。。)

大量の糞尿がそのままに…。

 

 

大量の善意の寄付品はカーポートに野ざらしの状態で溢れかえり、

高価なフードや医薬品も、ダンボールが開封されることすらなく期限切れに。

 

 

そんな支援品を仕分けして、使えない物を捨てなければならない

ボランティアさんたちは本当に辛かったと思います。

 

どんな思いで支援品を送っているか、分かるから。

それにフードだって、命でつくられているんだもの。

 

 

そして室内も清掃し、責任者となんとか話をつけ

今回は22匹の猫をレスキューできたそう。

 

 

 

 

で、私がモヤモヤしているのはこのシェルターの惨状ではなく

(もちろんそれに対してもだけど)、

 

このボランティアさん方の行為に対して、攻撃する人が少なからずいるということ。

 

 

Twitterで「福猫舎」で検索していただければお分かりいただけると思いますが、

 

「人の猫を勝手に連れて行くな!」

「支援品を勝手に捨てるな!捨てる前に支援者に確認しろ!」

「預けていた猫が美談に利用された!」

 

などなど…。

そして憶測でそのツイートに賛同する人たち。

 

 

なんで??

 

私が万が一そのシェルターの惨状を知らずに猫を預けてしまって、

その猫をあんな悲惨な状況から救ってくださった方がいたら

感謝の言葉以外、出ないと思う。

 

そしてそんな所に大切な猫を預けてしまったことを死ぬほど後悔するだろうし、

猫に申し訳なさ過ぎていたたまれなくなるに違いない。

 

 

それなのに、どうして助けてくれた人を攻撃するの?

 

 

因みに、レスキューした猫を「渡さない」なんて誰も言ってなくて、

あんな所に猫を置いて行けないから引き出しただけで

きちんと預けていた方々に連絡を取っているそう。

 

 

この攻撃している人たちも、

普段から動物のための発信をたくさんしている。

 

 

どちらも動物のためを思っているのに、どうしてこんなことになるのか。

 

 

 

きっとこの攻撃している人も、突然猫が連れて行かれ

信頼して預けていたシェルターはとんでもなく劣悪な環境で、

 

そんな場所に猫を置いて行ってしまった自分の罪を受け止めきれず、

人を攻撃して責任を転嫁することで自身を守っているんだろうな。

 

 

 

このシェルターの運営者も、もとは猫を助けたいと本当にがんばっていたそうで

以前は清潔な状態に保たれていたんだそう。

 

それが徐々に自身のキャパを超え、人に頼る事も出来ず、

いつしか壊れて行ってしまったのかな…。

 

 

那須アニマルクラブ」というシェルターもひどい状態に陥っていたことを

NPO法人犬猫みなしご救援隊」の中谷さんのブログで知った。

 

「多頭飼育崩壊」

「ブリーダー崩壊」

 

に続いて、

 

「シェルター崩壊」

もこれから問題になってくるのか。

いや、もう問題になっている。

 

 

寄付された支援品が開封もされず、使えない状態になってしまっているシェルターは

結構多いそう。

 

たくさんの動物のお世話で、なかなか支援品の管理に手がまわらない。

でも支援が途切れてしまう不安から、寄付を募り続ける…。

 

 

動物のために

善意でシェルターを運営する人

善意で支援品を送る人

善意で発信する人

 

みんな善意から始まっているのに、いい結果を生まないことがある。

 

 

動物のための善意って、覚悟が必要。

中途半端な善意はかえって動物を苦しめてしまう。

 

 

寄付するなら、それが使われる場所を実際に自分の目で確かめること。

自分ができる範囲を見誤らないこと。

 

 

 

今回のマメKさんたちの勇気ある行動が、いい方向に向かっていくといいな。

 

 

そしていつか、「動物愛護」が必要ない世界になりますように。

 

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つらい話ばかりだったので、甘えんぼうた姫に癒されてください(^_-)-☆

 

 

くら~いひとり言ここまで読んでくださった方、

もしいらっしゃったら本当にありがとうございます!

 

読者になって下さった皆様、本当にありがとうございます 。・゚・(ノε`)・゚・。

 

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