奄美大島の猫と 沖縄の闘鶏のこと
書かなきゃと思いつつ、
ずっと後回しにしてしまっていた奄美大島の猫のこと。
もうご存知の方も多いとは思いますが、
奄美大島と沖縄で国が猫が殺処分を急いでいます。
目的は世界自然遺産登録のため。
奄美大島とその周辺の島が候補地で、
そこにはアマミノクロウサギやヤンバルクイナといった希少種が生息しています。
環境省は、
「人間に捨てられた猫が希少種を捕食すると世界遺産になれない」との理由をつけて
猫の殺処分計画作成に入りました。
しかし環境省が行った2000年~2013年の調査を見ても、
クロウサギの死因のうち、犬や猫に捕食されたと断定された割合は数%。
ノネコとアマミノクロウサギは1000年以上も前から島で共存してきた存在であり、
「猫を殺せばクロウサギが増える」という根拠に獣医師らも疑問を呈しています。
しかもすぐ近くの徳之島で、猫を殺さず不妊手術を行うことで
アマミノクロウサギの生息数を増やした成功例があります。
どうか世界遺産登録のためにという名目で
無意味に猫が殺されないよう、署名のご協力をお願いします m(_ _)m
そして、きのうのYaoo!ニュースに
沖縄の闘鶏のことが取り上げられていました。
闘鶏で負けたとみられる鶏が沖縄各地に生きたまま捨てられているそうです。
袋に入れられていたり、肢を縛られていたり…。
私もめー子さんの下の記事を読むまで知らなかったのですが、
沖縄の一部の人の間では、今でも闘鶏(タウチー)が行われているそうです。
なんとなくタイやフィリピンなど東南アジアの悪習だと思っていて、
日本でもまだこんなことが行われているとは知りませんでした。
場所によっては鶏に薬を飲ませて戦わせるため、
負けた鶏の肉は食べられないので畑などに捨てるそうです。
めー子さんのブログにも負けて捨てられた鶏の写真が出ていますが、
頭には大きな穴が開き、片目は失明。
当初は食事を消化する力もなかったそうです。
ニンゲンの楽しみ(動物同士を殺し合わせて どうして楽しめるのか理解できませんが)のために鶏を戦わせ、負けたら捨てていく。
こんな残酷な悪習をなくすためには、
たくさんの方にこの事実を知ってもらういただくことが第一歩だと思い、書かせていただきました。
闘鶏も、闘牛も、闘犬も、一日も早く世界からなくなりますように…。