むぎわら猫とベンガル猫と、アニマルライツ☆

ニャンコ2匹の日常と、ときどき動物たちのこと

むぎわら猫とベンガル猫とアニマルライツ☆

聖なる夜だから・・・動物の遺体のない食卓を囲ってみませんか?チキン(ブロイラー)の話

*本日は猫の記事ではありません。

 皆様が楽しみにしているであろうクリスマスディナーに水を差すような記事でごめんなさい。

 

 

今日はクリスマスイブ☆

いつもよりちょっと豪華なディナーを準備してらっしゃるご家庭も多いかと思います。

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ほとんどの皆様がチキンや七面鳥をメインの献立をお考えでしょうが、

そのチキンが何を食べ、どんな環境で飼育されているかご存知でしょうか?

 

 

鶏は、卵をたくさん産むよう品種改変された採卵鶏と

食肉用品種のブロイラーの2種類にに分けられます。

 

ブロイラーは、利益を追求された大規模な密閉型の鶏舎で

自然界ではありえない異常に高い飼養密度の中に収容されています。

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日本では一般的に1㎡当たり17羽前後の過密飼いとなっています。

 

この飼育密度は世界的と比較しても高く、

EU規定の平均1.4倍、最大で1.78倍にもなっています。

 

この過密飼いにより、新しい疾病が多発し伝染病のリスクも増大しました。

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このためブロイラーの飼料には、飼料添加薬・ワクチン・抗生物質・抗菌剤などが

常に配合されるようになりました。

 

 

 

また、ブロイラーは、鶏肉の中で最も需要のある胸肉が

通常の約7倍に発達するよう遺伝子操作されています

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徹底した遺伝子研究により、

自然界の鶏は成鶏になるのに4~5か月かかるところを

ブロイラーは7週間程度で成鶏になります。

 

この体の急激な成長に肢が追い付かず、

ブロイラーはヨタヨタと歩いてはすぐに座り込んでしまいます。

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*鶏の体の成長が急速に進むにつれ、肢の問題も深刻になり研究者たちはいずれ鶏が

自然な生殖能力を失うのではと危惧していますが、これはすでに七面鳥で起きている問題です。

 

遺伝子操作で胸肉をとめどなく大きくしていったせいでアメリカの七面鳥自然につがえなくなり、

農家は人工授精に頼らざるを得なくなっています。

 

  

また、日本の多くの養鶏場で「たくさん食べさせて太らせる」ために

24時間照明を点灯し続けるという方法がとられています。

  

【24 時間のうち、暗期の設定時間は?】

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 *2014年の畜産技術協会のアンケートより引用

 

68.1%の養鶏場が、鶏たちが休まる暗くなる時間を全く与えていません。

明るくし続けることで鶏は休めずに餌を食べ続け太り続けるます。

 

急速に成長させられるという遺伝的にすでに異常を持つブロイラーにとって、

さらなる苦痛を味わう原因の一つです。

 

明るい中で目をつむっても体や脳は光を感知し、24時間のリズムが狂っていくため

心身の健康を保つことができなくなります。

 

EUではブロイラー鶏舎に、24時間のうち最低6時間は暗期を設定するよう

義務付けられていますが、日本にはそのような規制はありません。

 

 

 

 

日本では鶏の肢の疾患・趾蹠皮膚炎(FPD:Footpad Dermatitis)

の問題も深刻です。

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FPDは、床状態の悪さ・飼育密度の高さなどが原因と考えられています。

FPDが重度になると、鶏は疼痛による歩行困難・発熱ストレスに苦しみます

 

FPDは皮膚表面が長期にわたり湿った敷料に接触することによって起こります。

一番重要なのは、敷料を良質に保つことです。

 

日本のブロイラー養鶏で敷料を交換している農場はわずか3.5%です

ほとんどの場合、出荷されるまでの1カ月半 敷料が交換されません。

 

 

鶏は本来、朝起きたら羽ばたきし、見繕いをし、地面をつつき採食し、

1匹の雄を頂点とした秩序だった生活を好む生き物です。

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鶏の本来の姿はこちらを参照してみてください。

鶏はとても知能が高く、もちろん感情があり、1羽1羽個性も性格もあります。

 

 

他にも

鳥インフルエンザのこと

・ウィンドレス鶏舎のこと

・日本での非人道的な屠殺方法のこと

熱中症のこと

など問題が山積みなんですが、

長くなりすぎてしまったため今回の記事では割愛します。

 

 

「食べるために作られた命なのだからどんな扱いをしても問題ない」

とお考えの方もいらっしゃると思います。

 

でも普通なら病気で死んでしまう飼育環境の中、

死なないよう薬入りのエサを与えられ続けた鶏を食べる事には

抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。

 

特に中国は成長促進のための薬、病気を防ぐための抗生物質など、

ヒナから薬漬けにしているという報告もあります。

この中国産鶏肉は日本のほとんどのファストフード店に入ってきています!

 

 

また、動物が好きな優しい方でも家畜は別。

 

「命に感謝していただきますから」とほとんどの方はおっしゃいますが

感謝さえすれば人間が勝手に「家畜」と決めつけた動物に

何をしてもいいのでしょうか?

 

愛玩動物に同じことをすれば動物愛護法違反で捕まりますが、

「家畜」に対する虐待は「商売」になってしまう・・・。

 

おっとスミマセン、ただのグチになってました!

 

 

1羽から約1500g程度の精肉しか得られない鶏は、

1パックの胸肉と1パックのもも肉を買えば、ほぼ1羽を殺した事になります。

 

顔の見えない誰かがあなたの代わりにやっているだけで、

とにかく安い鶏肉を求めるあなたがこの非人道的な過密飼育を支援しているんです。買ったあなたが殺しているんです。

 

鶏肉・チキンを食べるなとは言いませんが、食べる量を減らしたり

せめてアニマルウェルフェアに配慮した鶏を選んでいただけませんか?

(地鶏だから安心という訳でもないです。長くなったので書きませんが

 検索してみて下さい)

 

また、今は普通のスーパーでも大豆ミートが買えます。

こっそり大豆ミートで唐揚げを作り家族に出しても気付かれないくらい

味も食感も似ています。

 

今年のクリスマスは、動物の遺体ではなく大豆ミートを試してみませんか?

 

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 【以下、参考までに・・・】

動物への苦痛のない畜産を求める消費者の声を反映して、北欧、西ヨーロッパ、

アメリカを中心に、ゆっくり育つブロイラー鶏の育種がはじまっている。


・北アメリカで二番目に大きい食品サービス会社aramark、

・世界最大の食品サービス会社コンパスグループUSA、

・世界有数の鶏肉会社のパーデュー社(Perdue)

など、ゆっくり育つブロイラー鶏の肉への移行を発表した企業もある。


Wendy'sのように、「鶏肉がゴムのようだ」という苦情を受けて、「味」の面から

鶏のサイズを縮小するために3000万ドルを費やしている企業もある。

 

日本でも、動物福祉に取り組む(株)イシイが、

通常よりゆっくり育つ国産鶏種のブロイラー「はりま」「たつの」を育種。

これらの国産鶏種は生協などで販売されている。

(「はりま」は55日以上、「たつの」は60日以上にすぎない。

 通常のブロイラーは50日齢ほどで出荷されている)

しかしこれらの鶏が市場に占める割合はごくわずか。

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*この記事はNPO法人アニマルライツセンターのHPと

 エリック・マーカス著「もう肉も卵も牛乳もいらない!」を参考に書きました。

 画像はすべてNPO法人アニマルライツセンターからお借りしました(一番目を除く)。

 

 お読みくださった皆様、本当にありがとうございます!(/ω\)