ダウン・フェザーの残酷すぎる実態、知っていますか?ライブハンドプラッキングとは
おはようございます、ノビ猫リンゴです。
今日はダウン・フェザーの話を聞いてください。
「軽くてあたたかい」と、冬の定番になったダウンコート。
このダウンやフェザーがどのように作られているか
考えてみたことはありますか?
寝具やアクセサリー、猫のオモチャにも鳥の羽が使われていますね。
ダウン・フェザーの主な生産国は中国とハンガリー。
鳥からの採取方法は主に以下の3つと言われています。
①マシーンプラッキング(鳥の死骸から機械でむしり取る)
②ハンドプラッキング(鳥の死骸から手でむしり取る)
③ライブハンドプラッキング(生きた鳥から手でむしり取る)
①マシーンプラッキング
食肉や採卵・フォアグラ用に飼育された水鳥の羽を機械で採取する方法です。
詳細は下記をご参照ください。
②はそのままなので省略
③ライブハンドプラッキング
水鳥たちの体から、生きたまま無麻酔でむしり取る方法です。
生後12~14週間で1回目のプラッキングが行われます。
作業員が鳥を押さえこみ、無理やり胸から腹にかけての羽毛をむしり取ります。
ライブハンドプラッキングは商品であるダウンを傷つけないようにするためのもので、
鳥の苦痛に配慮したものではありません。
▲もがき苦しむ鳥の首を、靴で踏みつける作業員。もはや生き物とは思っていないんでしょうね…
鳥たちは悲痛な叫び声をあげ、骨折したり窒息死する鳥もいます。
乱暴に羽毛をむしるため、皮膚が裂けるほどの傷を負い出血することもありますが、
その時は傷口を無麻酔のまま太い針で縫いつけるだけです。
▲暴れないよう、肢をヒモで縛られています
▼胸元の羽毛をむしり取られた鳥たち
これでは水の冷たさや厳しい寒さから身を守ることもできません。
この後、屠殺工場に運ばれるまでのおよそ4~5年の間、約6週間おきにこのハンドプラッキング作業が繰り返されます。
羽毛を生産できなくなった鳥は屠殺工場に運ばれ、
①のマシーンプラッキングで最後の羽毛と羽根をむしられた後、
食用または飼料用として出荷されます。
③のライブハンドプラッキングと①のマシーンピックの正確な割合は不明です。
ライブハンドプラッキングの残酷さが問題視され始めたためか、
業界側は90%以上が食肉用の鳥から得られる副産物だと主張していますが、
2009年のスウェーデンのドキュメンタリーでは、
総供給の50~80%が生体からむしり取られたもの
かもしれないと報告しています。
どちらにしても、ダウン製品を買う際に
私たち消費者がその搾取方法を知ることはできません。
【ダウンに代わる新素材】
今の時代、ファッションや寝具に動物性のものを使う必然性はまったくありません。
羽毛のように軽くて暖かく、雨にも強い化学繊維がたくさん開発されています。
・プリマロフト®
・シンサレート™(3M)
・エアーフレイク®(クラボウ)
・パフウォーム(三菱レイヨン)
・グレンゲラン®(東洋紡)
など。
これらの化学繊維は、100%リサイクルが可能です。
回収しリサイクルすれば全く新品に生まれ変わります。
ダウン製品を新調したくなった時は
「化学繊維+リサイクル」という
動物に優しい選択をお願い致します!!
*画像はPETAからお借りし、本文はNPO法人アニマルライツセンターのHPを参考に致しました。
寝具・衣料以外に、こんな事のために苦しんでいる鳥たちもいます。
【リオのカーニバルのために苦しむ鳥たちのこと↓↓】
めー子さんのブログからです。
これを読むと「華やかでステキね~!」なんて目で見られなくなります。
また、自分の記事で恐縮ですがファーやウールの残酷さを知らない方は
こちらも読んでいただけると嬉しいです。
ここまで読んで下さって
本当にありがとうございました!!!m(_ _)m